「壱岐の潮風」の代表、下條朝則と申します。
私は農協に25年間勤務し45歳の時退社し、IT関係の会社を壱岐で創業し東京で20年間経営して年齢が65歳の時に新しい社長を迎え経営を引き継ぎました。
その後、島に帰ってのんびりするつもりだったのですが、壱岐の基幹産業である農業の後継者が少なく、深刻な状況にあることがわかって来ました。
この状況を少しでも改善できないかと思い、ダメ元で2015年からネットの情報で得た「アイメック栽培」という新しい農法によるトマト栽培を始めてみました。
高品質のトマトが出来るアイメック栽培設備は、ビニールハウスの中で温度・湿度・日照をコントロールしています。
養水分は特殊な潅水設備で給水量・給水時刻・肥料の濃度を自動でコントロールし、トマトの生育を常に管理しています。
それまでの仕事とは全く畑違いの仕事で不安もありましたが、初めて栽培したトマトは順調に育ち、収穫したトマトを島内のスーパーで販売したところ、いい意味で不安を裏切り、多くのお客様から「こんなトマトは初めて!」という感動のお言葉を頂き、飛ぶような売れ行きでびっくりしました。
アイメック栽培のトマトを食べたことがない方は是非一度他のトマトと食べ比べてみてください。一口食べただけで味の違いが分かります。
トマトは美容と健康に大変よいといわれています。アイメック栽培トマトが壱岐の特産品になるよう若い社員と一緒に頑張りたいと思っております。
食べやすくて美味しく、お子様が「また買って、また買って」とママにせがむので、あるお母さんの「ママなかせねぇ」という言葉から『ママなかせ』のネーミングで商品化しました。
始めてから7年目になりますが、爽やかな甘さの美味しいミディートマト「ママなかせ」が好評でお客様が広がっています。
この美味しさを知った方は自分だけではもったいないと、遠くにいらっしゃる身内や知人友人への贈り物として重宝されています。